moppu

【二度あることは三度アル】

一度目:先々々週に、小屋に閉じ込められたノラにゃんこを助けました

二度目:先々週に、家の間のスキマからノラにゃんこをレスキューしました


そして先週の木曜に・・・三度目が起きました


早朝出先のガレージにクルマを止めようとしたら
ガレージフェンスのすみっこに、どう考えても「生き物っぽい毛玉」が・・・

近づいてみるとそれは、ズタボロに汚れたシーズー犬でした

つついても、抱き上げても、衰弱が激しいのか普通に動けません
ただ、手で触れようとすると毎回「ビクッ」と反応します

どっかケガか、はたまた病気か、クタっとしたままです


とにかくまずは「水」だ

そして、気にかけた人がおウチへ飛んで帰ってエサをもってきた


風のあたらない場所に移動してしばらく、
お日さまも照ってきて暖かくなると少し動くようになってきた

水で柔らかくしたエサのニオイをかがしたら、食べてくれた

でも、まったく鳴かないし、ずっとうつむいたまんま


悲しく腹立たしいことですが、見つけた状況から考えても、

おそらく捨てられたのだと思います


「保健所にやるのは、今はもうちょっと待とう」
「一縷の望みだけれど、飼い主を当たろう」


気にかけた人間たちでそう決めました


次の日になると、エサのおかげか歩けるようになりました

そして念のため病院に行って診察してもらうと
老犬というほどではなく、足腰はしっかりして病気もない、
ただ、白内障であんまり見えてないでしょうね、とのことでした

触れるたびにビクつくのは、目が見えてないからでした


出先の一角にダンボールや毛布で居場所を作ったあと

・保健所、警察に迷い犬の登録
・ガレージフェンスに迷い犬保護の張り紙
・迷い犬保護のBBSでの記事掲載
・事情を説明しての引き取り手への打診

しかし、今のところどれも芳しくありません・・・


「あんまりみすぼらしいし、キレイにしてもらってくるわ」


そう言ってトリミングに連れて行ってもらいました

帰ってきてみんなで大笑い、見違えるほどプリチーになりました


今週に入ってからは散歩を始めました

朝はボク、お昼と夕方はみんなにお手伝い頂いています

河原の土を踏むとすぐにオシッコ&うんこ、
外でちゃんとするように仕付けられてることも分かりました
※なので朝はガマンしてるのか、ジタジタしながら待ってます


ただ、やっぱりあんまり見えてないらしく、
曇りの日や夕方は、土手から落ちかけたりします


最初の見てくれからボクが【モップ】と名づけて、
今ではみんながそう呼ぶようになってしまいました


嬉しいのは、目が見えづらいなりに
ボクらの顔を見上げるようになったことです

ずっとうつむいてた、
まるで人が恐ろしいかのようでしたから・・・


期限は切られてはいませんが
出先には「ここでは飼えません」というお達しが出ています

このまま引き取り手がなければモップはいずれ
保健所を通じて里親探しの機関に一時委託されることになります


ボクらのしていることは、一時しのぎかもしれません
ボクらのしていることは、社会に迷惑をかけるエゴかもしれません

でも、そうせずにはいられません

せめて此処にいるあいだ、
モップに少しでも幸せでいてもらいたい、今はその一心です


ボクは西日本一の犬好きを自負しています

それでもワンコを飼っていないのは、生活上飼えないからです


どんだけ頑張っても助けられないかもしれないので、
ホントは日記に書かないでおこうとも思っていました

でも、この日記を読んで下さった方のどなたかに
手を差しのべてもらえたら、その思いだけで書きました


今日で一週間、今日もモップは生きていマス♪